《後編》ひぐらしのなく頃に業14話・猫騙し編1話【考察メモ】

 

下記ネタバレを含む妄想考察メモです。

今回はいつも以上に支離滅裂です。完全メモ

 

 

 

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猫騙しについて
今回登場した【神剣鬼狩柳桜】ですが、
羽入曰く、
「死が新たな世界の始まりでしかない繰り返す者を、殺すことができる剣です。」
とのこと。
邪神ですよ、こんなの突然通知してくるなんて。邪神じゃないですか。

 

一言でいうと、「ループを断つ」ゲーム脱出装置です。
この刀で自害すると梨花はもう二度とループをすることはない、らしいです。

神剣鬼狩柳桜って…、名前が完全に鬼滅の刃ですね。
これは盛り上がりますよ。目指せ興行収入500億円。

 

神剣鬼狩柳桜について
鬼を討つことができる刀であり、鬼が湧いた村に天から授かったもの。

→この昔ばなしに乗っ取ると、この刀は鬼(羽入・梨花)を殺せる。
なので、半鬼の古手家は使う側か使われる側どちらでもあるということです。

→沙都子が愚を犯し、雛見沢が鬼の世に戻ろうとしている?

 

祭具殿のオヤシロ様像にしまってあった刀が無い
がしゃこーんとオヤシロ様の脳天が開いて梨花が中を覗くと神剣鬼狩柳桜のカケラしかありませんでした。
いや、なんでないねん!と、言う感じですが、綿騙し編でも詩音が像の首を落とした時にはすでに刀がありませんでした。

 

まとめると、
昭和58年の綿流しの時点に【神剣鬼狩柳桜は何者かの手によって奪われている】

ということです。

 

誰が【神剣鬼狩柳桜】を盗ったの?
綿流しの当日、祭具殿に入った富竹や鷹野は神剣鬼狩柳桜を奪えません。
綿騙し編で二人が侵入した時点でもう【神剣鬼狩柳桜】が失われていることがわざわざ描写されているのがその証拠です。

 

残る容疑者は【北条沙都子
幼い頃に祭具殿に忍び込んでオヤシロ様の腕を壊した話は、前作の無印でも大切なエピソードでした。
沙都子が村の因習に乗っ取った罪を感じるエピソードです。

 

沙都子の怪しい点は、これまでの作品内で唯一、昭和58年6月以前に祭具殿に忍び込んだことのある人物である。と、いうことです。
そして、扉を壊す以外の侵入方法を知っている沙都子は、いつでも祭具殿に忍び込むことは可能だったということです。

 


事実、富竹と鷹野は祭具殿のカギをピッキングする、破壊するという方法をとって忍び込んでいますが、
沙都子は幼少期、祭具殿によじ登り、通気口から忍び込んでいます
この方法は子どもでなくては不可能。ということから、中学生以上の登場人物は体格的に祭具殿に忍び込むことはほとんど不可能かと考えられます。

そのため、消去法でいっても沙都子がどうしても怪しくなってしまいます。

 


猫が騙されている
梨花は神剣鬼狩柳桜を使うと本当の自殺(巻き戻らない死)ができると思っているようでしたが、今回の副題は『猫騙』です。
なので、安直に考えて梨花ちゃんが騙されると思っていいのだと思います。(古手梨花は猫として例えられることが多いです。)

 

オヤシロ様の内部に残された【神剣鬼狩柳桜】のカケラで自分の首を掻き切っても多分、梨花ちゃんは輪廻から抜けれないんじゃないだろうか…。
「いや、死ぬいうたやーん!」と、カケラの世界で叫ぶ梨花ちゃんが思い描かれます。
わたしは梨花ちゃんがむせび泣くシーンが増えれば増えるほど最高に悦なのです。

 

上記を成立させるために考えられるのは、《ループをしている本人は梨花ではない》。
梨花が自殺をしたところで輪廻を止められないということです。
雛見沢にいるほかの第三者がループをしているため、梨花はその第三者を神剣鬼狩柳桜を使って止めなくてはなりません

 

▼沙都子ループ説

horitime.hatenablog.com

 

梨花ちゃんは雛見沢から離れて暮らしていた
これは聖ルチーア学園がOPに描写されている時点でもうわかっていたことですが、明言されました。
梨花ちゃんは雛見沢の土地を一種、忌々しいと感じ、離れて楽しく過ごしていた
なのに引きずり戻されてしまった。

 

梨花ちゃんのこの行為
【雛見沢からの逃亡】
が今作品のキーになりそう…?とも、思いました。
女王感染者が雛見沢を離れても村人はL5にはなりませんが、何か他の不都合、があるのかもしれません。


羽入
今作の羽入は「これまでの羽入の残り香」と自称していますが、信用足る人物なのでしょうか。
【神剣鬼狩柳桜】というゲームからの脱出装置の存在を梨花に知らせますが、私はそれすらも現時点で疑っています。

まず第一に残り香のくせにペラペラしゃべりすぎじゃないですか?残り香なのにまず少し力が残っているのが意味不明です。香りに力?残り香の力全部を使って梨花に記憶継承のアップデートを施し、羽入は消滅。
え?なになになに?梨花ちゃんだけじゃなく視聴者も置いてかれてる。

 

消滅した羽入の行ったアップデート内容
梨花の記憶継承能力向上(死ぬ直前の記憶も消えなくなりました)
【神剣鬼狩柳桜】の効果にループの断ち切りを実装しました

…オワコンアプリみたいなアップデートをどうもありがとう。

 

今後、羽入としての作品関与はないものと考えられます。
羽入と言う存在は実質消滅しており、うっすら残った意識体がこれまでカケラ世界には浮遊していた。と、言う風に私は捉えました。

 

正直、これまでの作品との関与がまったくわからない、ので、羽入の位置づけが未知数です。


羽入は完全体となりフェザリーヌとなっている
これは個人的に推している説なのですが、今作のオヤシロ像は右腕を欠損していません
そのため、今回ループしている世界線に羽入(欠損オヤシロ)は介入しづらいのではないかと思います。
羽入だけど羽入じゃない存在がこの世界線には存在していると考えられます。

 


記憶継承について
これまでのループで、梨花が自分の死亡時、最期の記憶がありませんでした。
どうして記憶の継承がされなかったのか、これにはいくつかの説があります。
私自身、この設定は作品を作る上でのご都合設定としか思っていなかったのですが、業で記憶継承アップロードがあったので少し考えてみたいと思います。

 

殺される前に睡眠薬で眠らされていたため
梨花は綿流し・目明し以外ではすべて眠らされ生きたまま腹を裂かれ死亡しています。
そのため単純に意識を失っているので記憶がない。と言う説。
※綿流しや目明しで拷問された記憶はあるものの事切れた瞬間はもやがかっている
※鬼騙しで首を刺されていたが犯人を見ていないので業世界線ではこの説は薄くなる

 

羽入の力が足りなかった
皆殺し編で時間を巻き戻す力が弱まっている旨が言及されている。
※ループをし始めたころは原作時ほど力は弱まっていないのでこの説は薄い。

 

羽入のせめてもの情け
死ぬ瞬間の記憶が何度も何度も継承されては梨花の心が死ぬ可能性が高まるため
羽入が意図的に死ぬ瞬間の記憶を継承していなかった?
※14話での羽入の喋り方的に記憶がないことに後ろめたさがあった?ようにも感じるため薄い

 

羽入が見ていないものは梨花も見れない、覚えられない
羽入が梨花の死ぬところは見たくない、とみていなかった?
梨花が継承される記憶は羽入の見た記憶の可能性
※業では残り香でまず雛見沢に存在していないため薄い

 

作品上の都合、記憶があると簡単すぎる
記憶が継承され過ぎると梨花が有利になりすぎる、鷹野とのゲームにならない。(作品にならない)
※全てのナゾの本質、ご都合

 

どう考えても薄い、薄すぎる。考えれば考えるほど意味わからない。
なんで梨花ちゃんの記憶は薄くなるんですか。教えてください。
死ぬ前にもやがかかります~ってなんで…?それってなんで…?謎が深まります。


ひぐらしうみねこ・沙都子とフェザリーヌ
今作『ひぐらしのなく頃に業』で、上記にも少し書きましたが、
ループしている張本人はやっぱり【北条沙都子】であると私は考えます。

 

そして、カケラ世界でも判明しているように羽入はすでに消滅しており、残り香も消滅しました
これまで梨花は羽入の力でループをしていました。梨花の力ではありません。
なので、根本的に考えて、梨花が超能力に目覚めたとでも言わない限り、ループしているのは梨花以外であると考えた方がよさそうです。

 

別記事でも考えたのですが、沙都子はラムダデルタのプレイヤー駒であると考えてもよさそうです。
そして、フェザリーヌが沙都子に憑いている。と言う可能性が高いです。

 

元々、『ひぐらしのなく頃に』というシリーズ作品は、うみねこで語られた前提によると…。
記憶装置を破壊されバグったフェザリーヌが羽入(無能アップデート及び不必要ヒントを出す・発症を助長させるお邪魔キャラ)と化し、プレイヤーとして閉じ込めたフレデリカ、梨花に何度も何度もデバック作業をさせるという恐ろしい話がひぐらしのなく頃にの作品、根本でした。
梨花が何度も繰り返す中で作品中の根本ルールに気が付き、フェザリーヌの捨てたゲーム盤(ほぼクリア不可能)で奇跡の目が出るまで繰り返し続ける(バグった世界の中でうまいことクリアができる世界線に当たるまでプレイを続ける)。
クリアするとフレデリカはゲーム盤から解放、梨花は昭和58年6月と言う捕らわれの籠から抜け出すことが可能となる。

 

じゃあ今回、だれが上位存在として梨花を動かしているのか。
やっぱり今回もフレデリカかと思われますが、お茶会ではフェザリーヌを嫌っている様から一緒にまたゲームをすることになったとしてもいやいやの参加なのでは?と思われます。
そのいやいや感が、今回の梨花の発言にもあった「あと5回」という奇跡の魔女らしからぬ回数制限なのではないか、と思います。

 

ロジックエラーを起こした状態のフェザリーヌは羽入となり、勝負が不利だった梨花にロジックエラー修復役をまかせていました。


しかし、エラーが修正されたフェザリーヌであればどう動くでしょうか。
ゲームを面白くするためにルールの改変、弱き者が勝てるようなアイテムの作成、アップデートを行っていると思います。

 

前回のゲーム勝者梨花には不利になるように世界のルールが変更されているはずです。

 

沙都子が黒幕であるならば、まず、梨花は沙都子を疑わないので真っ先に不利です。
そのため、フェザリーヌは今作の黒幕を【沙都子】に設定したのではないかと思います。
前提が梨花に不利なのです。
ルールの反転、変更。アップデート内容である【神剣鬼狩柳桜】も救いと言うには残虐すぎる。梨花が負けを認め、戦線離脱するためのゲームオーバーアイテムです。

…今作の梨花には【敗け】が張り付いているように見えます。

 

完全にまだ混乱しているので、次話が楽しみです。