【考察】ひぐらしのなく頃に業・雛見沢症候群の薬品について

下記※最新話※のネタバレを含む妄想考察と、考察メモです。

 

 

 

 

 

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ひぐらしのなく頃に業においての薬品
H173C120というそれぞれの雛見沢症候群に関する薬品
▼別記事にも書きました。

horitime.hatenablog.com

H173は急速に雛見沢症候群を進める薬品で、これまでの作品では富竹が必ず投与されL5を発症し、予定調和(時効)に死亡していました。
C120は一時的に雛見沢症候群をL5からL3程度にまで進行を下げる薬品で、作中では沙都子が一日に3回、腹から注射によって投与しています。投与しないと沙都子はL5状態へとなり拘束しなくてはならない状態になります。

 

これまで、作中で何人も発症者がでてきました。
私の感じた印象なのですが、綿騙し編までの発症者は【C120】を投与されている。
と、思います。下記にまとめます。

 

どうしてC120が投与されたといえるのか。
今作では、発症したキャラクターの視点になると、画面の四つ角が暗くなりぼやけた印象になります。そして、下手に血は鮮明に見えました。

 

公式設定では、C120を健常者(L2以下の人間)に投与すると
・発熱
・全身の発疹
・幻覚、妄想
・瞳孔の拡大
などの症状が10分以内に見られます。

 

そしてこれまで、私が沙都子がC120を他者に投与した可能性を示唆する記事を多く書いていました。
中には、沙都子は薬を持ち歩いていない論を持つ人も多く、ご意見ありがとうございました。そして、ここからは完全なる私の見解なのですが、

 

目明し・罪滅し編梨花はC120を持ち歩いている事実がある。
作中の入江機関や鷹野の動向から考えて、わざわざ梨花ちゃんが入江機関に尋ねて「レナが発症してるから薬と注射器ください。」と、もらいにいっているとは考えにくいです。
作中明言はないのでこれは私の妄言ですが、梨花と沙都子の家にC120は数本ストックされていると思われます。
また、C120を一日3回沙都子は投与しなくてはいけないことから、正直わざわざ入江のとこに一日3回出向いているとは考えにくいです。
一日出かける日もあるでしょうし、沙都子には「栄養剤の研究」と伝えているのですから、お金を渡しているとはいえそこまで強制して入江を訪問させるのは難しいと考えました。
研究結果が絶対必要だから毎日3回診療所にこい!と言うのは簡単ですが、部活や家事に追われる小学生が毎日守れるとも正直思えません…。沙都子からしたら守れなくても困らないという認識ですし、入江や梨花からしたら欠かさず投与すべきであるという認識があるはずですから、投与忘れの無い確実な方法をとるはずです。

という、勝手な妄想で、沙都子の手の届く範囲にC120は数に限りはあれど存在していると私は考えます。
※一日3回はC103の頃だったでしょうか…。スミマセン、もしかしたら一日2回かも。

 

 

そして話を戻して、「発症者はどうしてC120を投与されたといえるか。」と言う点ですが。
わざわざ昔から存在する【瞳孔の拡大】。これが関わってくると思います。
瞳孔が開くと小さい文字が見えにくくなる、目に入る光の量が増えてまぶしいなどの状態になります。
これを過大に受け取ると、細かい部分が見えない、光の量が増えるため鮮血に見える。のかな、と私は捉えています。

 

これらの前提を基にすると、鬼騙し、祟騙しのラストの圭一は完全に【C120】を投与された状態だと思います。
そして、鬼騙しのレナは発熱をしていました。罪滅し編でも夏風邪をひくシーンがあったため、レナが風邪をひく時間軸の可能性もありますが、すでに【C120】を投与されている可能性もあるかと思われます。
綿騙し編では、魅音(?)の言動のなかにあった「御三家への恨み言」も、妄言であるため【C120】の症状にある妄想が関わっていると思います。

 

 

祟騙し編以降は?
どれも仮定がすっ飛ばられたダイジェストだったので詳細はわからないのですが、急激な発症はC120ではなくH173の可能性もあると私は考えます。
しかし、祟騙し以降は経過がどれもなく経過がなく、突飛な描写ばかりのため全く想像を出ないです。

…私の見解では、数日程度の過程を経て発症するのが【自然発症】と【C120】。それぞれの違いとして、C120は目の前がぼやけて幻覚作用が強い
その日のうちに発症するのが【H173】。富竹に投与するシーンを参考にすると、数時間ですぐにもがき苦しんでがっつがつ首を掻いているのでその日その場で投与できるのであれば大暴れしてもらうことも可能かも。と思っています。

 

・大石
→北条家に乗りこんだ後の行動歴がないため謎
祭りの日に北条家を経由したことは断定できるため、異常行動であればC120。
何か確かめることがあり、健常状態で北条家に行ったのであればその場でH173を投与された?
投与の可能性/C120=H173(北条家乗り込み後の大石が確認できれば断定可能)
※この時の圭一はC120を投与されてすぐに大きなストレスに出会っているためL5へ急激発症した?

 

・赤坂
梨花の家に来るまでの動き、日数がどれだけ経っているか謎なため想像の域をでない
わざわざ梨花と沙都子の家で起こった事件のため、沙都子にC120を投与された可能性が高い。
そして、赤坂の知りえないガセ情報「寄生虫」を口走っていたため、C120投与後の初期症状時に知識を植えられた可能性が高い。
※知識の植え込みはH173投与でも可能なためC120を決定づけるものではない。(健常者状態のときにでもストレスを与えるよう言って聞かせればそれが動機になるやも)
投与の可能性/C120=H173

 

・茜
→園崎家で発症。鬼の血を誇りに思うように育てられているはず…なのに絶やすことを目的?
過去のトラウマみたいなものも関係しているのかも。
完全に突飛、梨花ちゃんもいて、玄関先とかではなくおりょうの部屋的な場所なので、突然狂ったというのは考えにくいので、だんだんじわじわ発症したと考えてもいい。
投与の可能性/C120>H173

 

・公由
→一番意味不明。静かにくるってるタイプだったからC120を投与されていて腹の中で狂いながら普通にしていた可能性があるので、断定不可能
投与の可能性/C120=H173

 

・圭一
→バットは暴れだした時に傍に転がっていればいいし、その場で突然発症していてもおかしくない。
残機2の梨花が発症予兆のある圭一を対策なしに連れ込むはずはないと思うし、ループしてからの日数的にもH174の可能性が強い?
投与の可能性/C120<H173

 

…どうしてこういう考察をしたか、というと、C120の投与可能性だけだったら犯行は沙都子が主犯で可能だと証明しやすいですが、H173が投与された可能性があれば鷹野、および入江機関が中心部として関わってくると思ったからです。
結果、どっちでも犯行可能そうですね。何も得られませんでした。(無駄な考察だったといわないでください。いずれやくにたつかもしれない、それが素人の考察記事です。)

 

 

これまで発症したキャラクターは裏を返せば梨花の味方
これまで明確に発症が確認されたキャラは
圭一・魅音・大石・赤坂・茜・公由
となりました。
レナは発症可能性が高いというだけで作中で明言されていないので避けました。
詩音に関しては可能性は想像の域をまったくでないですし、援助者として名前も挙がっているため避けました。

これらのキャラクターはいうなれば黒幕に一枚かまされたキャラクターであり、裏を返すと梨花の味方になりえる黒幕から見た【危険人物】であったと予想されます。

horitime.hatenablog.com

この記事にも書いたように、梨花が絶望する人選をしている。
梨花の味方になりえるキャラクターたちです。
この人たちに相談しても無駄ですよ。発症させちゃいますよ。という黒幕からのメッセージともとれます。

 

これまでの傾向として、カケラ移動の中では発症した時の記憶引継ぎがキセキとして起こりうることがあり、それがクリアのキーにもなっていました。
そのため、今回のこれら複数人の発症は今後の展開に必要な発症だったと私は感じました。
あちこちのキャラクターが発症し、前回以上に今回は村人全員で黒幕に挑む、ような展開がまっているのかもしれません。

そうなるためにはやっぱり、梨花ちゃんが一種『雛見沢を疎ましく』思っている感情がどう変わっていくかが大切になってきそうです。

 

 

この世界にそもそも雛見沢症候群の【薬品】は存在するのか
これは根本問題なのですが、C120やH173がこの世界軸に存在しているのかという疑問です。ここまできてそんな問題を提起してくるなと思ったことだろうと思います。私も思っています。

 

私の現行に考えている説は、
雛見沢症候群を完全に消し去る根本解決できる特効薬の開発
が、黒幕側の望みであり、それを作成するためには女王感染者である梨花からなにかしらの情報・検体が必要である。
という説です。

 

今回この章で考える説は、
雛見沢症候群に太刀打ちできる薬品は存在しない
そのために、C120がある世界軸の古手梨花を強制的に別の雛見沢へ連れ込んだ。という説です。
「は?」という声が聞こえるようです。思いついたときは私は天才作家にでもなったかとおもいましたが、私も今書きながら「は?」と言っています。
この説は正直もう頓挫しています。(じゃあ書くな、とお思いでしょうね。)

海外のインタビューに竜騎士先生は「5年後の梨花と沙都子の確執から始まった物語」であると語っています。
なので、別世界軸の梨花ではないはずです。確執を持った梨花を沙都子が昭和58年の雛見沢へ引きずり込んだ、と言うように解釈してしまいますね。

 

頓挫しているのにどうしてこの説を書いたかと言うと、『薬品存在しない説』はまだまだ料理が可能そうであると私は考えています。
料理は、まだ、してません。してませんね。(脳が疲弊している)

 


昭和58年を乗り越えた梨花たちはその後それぞれの生活へと向かっていきますが、入江機関は解体されます。
影ながら入江が研究を続けたとしても、C120を作り続けることはどれほどの期間だったのでしょうか。…そう長くはなさそうです。


作中、C120を投与しなくては生活できないと明記されているのは【北条沙都子】ただ一人
そして、【北条悟史】が目覚めたとしたら、同じ状況だと思われます。彼も、C120を投与しなくては生きていけない身体となっているでしょう。
完全にL5まで症状が進んでいたので、投与無くしては生活は不可能でしょう。
黒幕は北条兄弟を大切に思っている人物はまた本人たち、望みは【雛見沢症候群を完治させることのできる薬品というところかと思います。

 

入江黒幕説もよくささやかれていますが、わたしはまだ明確には推せないかな…と思っています。

猫騙しのような惨劇を起こさなくとも梨花ちゃんは研究には参加してくれており、殺害する必要性を感じないんですよね。
反対に、殺してしまえばもう後に続く女王感染者もいませんから、雛見沢症候群を治す砦を無くすことになりますし。デメリットしかないんですよね…。

 

 

もしかしたらの妄想
未来における「梨花ちゃんと沙都子の確執」は、やっぱり雛見沢症候群関連だとは思います。
それ以外に確執が産まれる理由が私の幼稚なおつむでは思いつきませんでした…。

 

もしもですが【C120を投与することで数年後に多大な副作用が現れた】としたら。
羽入もいなくなり、雛見沢症候群と言うものがなくなった、完治したと思われた未来で、過去にC120を投与していた沙都子にだけ、何らかの【副作用】が出たとして。
沙都子はどこかからか「C120は梨花ちゃんと入江機関の研究によって生まれた薬品」としれば、梨花を利用しもっと副作用の少ない薬品を作ろうと思う可能性も否定できません。
死の運命から逃れて、雛見沢を忘れて楽しそうに過ごす梨花ちゃんを見て、雛見沢を忘れられない、雛見沢症候群の後遺症及びC120の副作用に悩まされている沙都子は何を思うでしょうか。
…みたいなのを思いつきました。(投げやり)

 

沙都子はメインヒロイン群なわけですから、恨みや嫉みで行動をしないだろう…と、なんとなくおもっていたのですが。なく頃にシリーズはヒロインだからと美しいままでは描き続けないな…と気付きました。
ちゃんと生きている人間として、考えうる汚い感情もきっと沙都子はもっているはず。
なので、この可能性もあり…だな…。と思っている次第です。

 

ここまですべて、はほりの妄言でした。
ありがとうございました。