【考察メモ】地縛少年花子くん・柑橘系の名前について【柚木と檸檬】

下記、単行本14巻までのネタバレを含むまとめと考察メモです。

 

 

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◆メモ( ..)φメモメモ◆柑橘類について

花子くんの本名である『柚木普』には『柚』という柑橘類が含まれています。
そこで、わたしは他にも柑橘類がいるではないかと『山吹檸檬』に着眼点を置いて考えてみました。

柚と檸檬を比較検討し、どういった違い、または重なる部分があるか見ていきます。
こちらはメモ書きのような内容ですので、考察に繋がるものではございません。

 

柚子
花言葉:健康美、汚れなき人、恋のため息、幸福、花嫁の喜び、嬉しい知らせ
開花時期:5月~6月
収穫時期:8月~12月

檸檬
花言葉:心からの思慮、誠実な愛、思慮分別
実の花言葉:熱情、分別、陽気な考え
開花時期:5月~6月
収穫時期:10月~11月

 

 

檸檬
米津玄師さんの歌う『lemon』に、

切り分けた果実の片方のように、今でもあなたはわたしの光

というフレーズが出てきます。


これは、スペインのことわざに「Tú eres mi media naranja.」というものがあります。
直訳すると「あなたは私の半分のオレンジだ。」ということわざです。
切り分けたオレンジ同士、もう片方としかぴったりと合わさりくっつくことはない。という意味です。


つまり、アナタ以上の人はいない、私のベストパートナーです!ということわざです。
生涯愛する人贈る言葉みたいです。

日本で言う桃の節句に蛤の貝で貝合わせするようなもの?みたいです。
蛤の貝も対のものでないとぴったりくっつきません。


海外では、檸檬は【不良品・欠陥品】という意味合いで比喩的に使用されることがあるそうです。

 

檸檬自体の作用としては殺菌性や抗菌性が強いものとして昔から利用されています。
古代エジプトでは魚や肉が腐るのを防ぐのに檸檬が利用され、毒消しとされていました。

キリスト教では、聖母マリアのシンボルの一つです。
病気の治療に使われていたり、かわいらしい形からシンボルになったとされています。
日光を多く浴びて育つさまは「救済」、実が年中つくことから「愛の貞節」も表現されることがあります。

ドイツでは葬儀に参列する際には檸檬を身に着け、棺桶にも檸檬が入れられていたようです。
目的は不明ですが、匂い消しや身を清める意味合いだそうです。

 


柚子
普の苗字では柚木と完全に木なのですが、ここでは実について少し考えたいと思います。
柚子と言われて思いつくのが【冬至の柚子湯】かな、と思います。

 

柚子(ゆず)=「融通がきく」
冬至=「湯治(とうじ)」
という語呂合わせから、冬至には柚子湯に入ります。
元々は厄払いするための禊だと思われます。
柚子は香りの強い柑橘なので邪気を払うという言い伝えもありました。

 

そして、柚は実を作るのに長い年月がかかります。

柚という漢字について
柑橘類の一種として柚という漢字を一番多くつかいますが、他の意味として「機織りの縦糸を巻く道具」も意味しています。
由来や成り立ちは、「通り抜ける」を意味する「由」に木編を合わせ、「果肉からたくさん汁が通り抜けてくる植物」を表現しています。

柚とかいてジクと読むこともでき、上記に書いた縦糸用の糸巻きのことです。
軸と同じ意味らしいです。

 


〇山吹について
山地に自生するバラ科の低木。
花言葉:旺盛、金運、気品、崇高、待ちかねる
色言葉:逞しさ、英知、解放

 

〇山吹伝説

 太田道灌がみずぼらしい家に入り、「蓑をかしてくれないか」と尋ねました。
すると中からは年端もいかない少女が出てきて黙って山吹の花一輪を差し出しました。
太田道灌は意味が分からないと怒って帰った。という話です。
この話を家臣にきかせると、過去に詠まれたものの中に
七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき
というものがあると言いました。
それは、少女の家に蓑一つない貧しさを、実をつけない山吹に例えて渡してきたのではないかということでした。

 


▼これらを踏まえて山吹檸檬について考える
今のところ情報が、【スカーフを巻いている】【スマホ中毒】【勉強そんなにできない】くらいしかない檸檬くんですが、今後ストーリーに関わってくるならどんなかかわり方をするのかな、と考えてみます。
まず注目したのが名前が【柑橘系】であるということ、花子くんの生前の名前にも柑橘系が入っています。
そして、この作品のキャラほとんどは植物や花が名前に入っている。
ことから、名前の花にちなんだ行動をとることが多いのではないかと考えました。

 

妄想仮説:山吹檸檬は出来損ないの存在である
上記に記した、海外に置いて檸檬は不良品を比喩する言葉として使われるを前提にした考えです。
勉強がそこまで得意ではないとか、スマホ中毒であるとか、人間的な欠陥が現時点で見えています。

寧々のクラスメイトグループ同士が対になっているのだろうかと思います。
寧々は、葵は脚が細くモテるが寧々は脚が太く(そこまで)モテない。
檸檬は、茜は勉強ができてどちらかというと明るい(よく喋る?)が、檸檬は勉強ができず茜ほどセリフはありません。
みたいな具合かな。

 

上記に書いた山吹の花言葉には【気品・崇高】などの言葉があります。
そこから、今後檸檬が大きくストーリーに関わることがあるのだとすれば、
出来損ないの神のような、存在として降臨する可能性があるのかな…?とか思います。

これはこじつけですが、ヤマブキの花の品種に【八重】というものがあります。
遠回しすぎにもなりますが、山吹も8の数字に絡めることが可能です…(無理やりすぎるけど…)。
そのため、上記のような神ポジは難しいとしても怪異として人間に紛れている存在か、今後ミツバのように不幸な事故で死亡し、怪異となる可能性も否定しきれません。

…妄想はこんな感じです。

 

▼別記事では少しアオちゃんについても触れています。(書きかけの記事ですが…)

horitime.hatenablog.com

 

何かしら二人に共通点などないかなとおもって書き始めたのですが今のところ情報が少なすぎる(今後檸檬は活躍しない可能性もなきにしもあらず…)ためただのまとめメモになってしまいました…。

また今後ストーリを追って行く中でこのメモが役立つ日が来る日を願っています…。