【考察】地縛少年花子くん・柚木普、つかさ同一人物説について考える《二重人格説、源家のおばあさんについてのメモ》

下記、単行本14巻までのネタバレを含むまとめと考察です。

 

 

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柚木普・つかさ二重人格(同一人物)説について考える
『地縛少年花子くん』の考察サイトを最近色々回り出したはほりです。
着眼点がすごい方や、細かいところを見逃さない鷹の目を持った方、発想力の神など様々なサイト、ブログを見て《花子くん二重人格説》を発見しました。
正直マジでその発想私無かったです。双子トリック大好きなので双子であるという設定を捨てたくなかった私の心が強く働いていたのかも…。

 

概要
まず第一に前提として『柚木つかさ』は存在しない
柚木普が心の中で作り出した架空の弟(同一人物)である。という説です。

そういわれると、過去編ではつかさの名前が出てきたのは小学生普くんの時のみ。
その際も姿は見えません。生前のつかさくんが描写されたことは一度もないです。

 


はみだし、内在性解離について
幼い頃(4歳以下)に一度、人格が解離するとその後もストレスやストレスや怒り、悲しみ、寂しさ、不安、恐怖などのつらい感情を感じるたび別人格の自分を作ってその感情を別人格に背負わせるというクセが付きやすいそうです。、

 柚木普・つかさ別人格設定が確定すれば、内在性解離の可能性は高いと思います。

 

▼参考サイト

【内在性解離】多重人格の原因は?別人格との統合でつらい感情を解放する「ひざタッピング」のやり方 - 特選街web

 

 

過去編での柚木普から考えてみる


1964年

小学生の柚木普は「一人で夕飯がさみしい」と言っていました。
反対に考えると『ご両親どこ?』問題。小学生の子ども二人でお祭りに行かせたの?と疑問が残ります。
まあ時代が昭和で今ほどシビアじゃなかったといわれたらおしまいですし、普くんは浴衣も着付けてもらってますから家庭環境が極悪かどうかはあのシーンだけではわかりません。

普の「一人がさみしい」という気持ち、ストレスから架空の弟を妄想した可能性は高いと思います。手が焼けて、いつまでも幼い子どもみたいな自分の弟がいれば自分はさみしくないんじゃないかと考えたのかもしれませんね。
また、つかさが「一緒に人造人間の映画を見た」とも発言がありました。
つかさ自体が普の妄想する『心の中の人造人間』である可能性の示唆としても読み取れるのかなと思ってます(無理やりすぎますか!?)。

 

1969年

土籠先生との会話シーンではつかさの名前は出てきません。
同じ学校に通っているのか、そうでないのか。
弟との関係は良好なのか、悪いのか。
つかさに関する情報は一つも出てこないし、土籠先生が「どうしてあんなことになっているかわかっていた」との言っていたけどその際も弟の字は出てきませんでした。
もしも、普くんの怪我につかさが関わっているのだとしたら、チラリとでも出てきていいのではないかと思うのですが…。

 


つかさの発言から考えてみる
俺のことは殺したくせに」というようなセリフをつかさは普に向かって吐きます。
他記事でも書いたように私は普がつかさを殺害したというのはミスリードであると捉えています。

 

普とつかさ同一人物説を推すとすれば、
普は自殺をすることで自分の中にいるつかさも同時に殺害したことになった
と、説明が付きます。

 

ガマンするのをやめた顔が好き
普が俺を殺した時の顔
という発言からも、作中つかさのことを大切に思っていた普がつかさに何か我慢をしていた、というのです。
もしも、つかさが存在していて普の怪我の原因であったとしても普は「許す」と明言しています。
普のゆずれないナニカで大きな喧嘩にでもならない限り、普は存在しているつかさに手を上げることはないのではないだろうかと思うのです(作中のお兄さん力を見ている限り…)。

 


人造人間について
霊体から魂の一部を抜き取り、下級霊で器を作りそこへ投入する。
すると、投入された魂を映したような幽霊が生まれる。
この設定って実はすごく重要なんじゃないか?と思うんです。

 

ミツバは結果的に花子くんの手により消滅しましたが、
魂を抜き取られた状態でも本体である霊体が存在できたなら、霊体の普くんとつかさくんが分離している理由がつきます

 

経緯は不明ですが、普くんの魂からつかさである部分(それが人格なのかなんなのかは謎)を引き抜き、怪異ミツバを作った工程で霊体を何者かが作成した可能性がある。
元の魂の性格に似通る、とつかさくんはいっていたけれど、普くんが二重人格であったならつかさの人格部分のみを引きずりだせばつかさの作成は可能だと私は考えます。
なので、普の生存世界につかさは存在していなくても、死亡後の霊体となって体から分離することは現在存在する設定で可能となっていると思います。

 

☆また、普くんとは違いどうしてつかさくんはひらがな表記なのか。

幼い頃の普くんが作り出した弟であることの示唆?漢字表記が無い。

…確認してきたんですが、過去編の普くん、エソラゴト世界の普くんはみんなひらがな表記なんですね。どういう意図で分けているんだろう…。(説明時に漢字表記はあり、呼びかけたりする際はひらがな表記…)

 


花子さんを封印した源家のおばあさんについて
これもちらりと見た考察なのですが、源家のばあさんが柚木普の同級生なのではないか説が上がっていました。
そんなのおもしろすぎるし胸熱すぎないか…と、おもい私も思案してみる次第です。

 

源光の年齢が中学三年生の15歳、源輝の年齢が高校二年生の17歳
逆算していくと、おばあさんは若くて50歳後半から考えられると思います。
☆おばあさんが子どもを20歳で出産、その子どもが輝を20歳で出産したとすれば作中57歳の計算になる。

 

そして、花子くんが生きてさえいれば現実世界では60代になるのかなと思います。
☆1969年に15歳だと仮定して、現代を連載当初の2014年とすると、2014年時点で60歳になる。
(寧々ちゃんが1964年をみて50年以上前と言っているので現代はもっと後半かも…、2014年から見て1964年は丁度50年前)

 

今後、花子さんを封印したおばあさんが出てきたとして、60代ほどであったなら花子くんと同級生の可能性が出てくるのかな、と思います。
そして同時に、80代ほどであったとしても花子くんの生前教師をしていた、とか追加設定があれば生前の花子くんと接触することが可能です。

 

…何が言いたいかというと今後のキーキャラクターとして登場してくる可能性が高い
ということです。

 

現時点の作中では、柚木普について語れる可能性があるのは土籠先生か、柚木つかさです。
…その頼みの二人は正直あまり過去について話す目途が立っていません。
土籠先生は花子くん自体から口止めのような、脅しのような行為をされているように感じます。
そしてつかさは過去をまったく気にしていないので、ぽろっと話すくらいでしか語らないだろうと思います。(また、上記で話した同一人物説が当たっていればつかさは人間界に存在していないのであまり語れるものはないとも思われる…。)

 

なので、過去を語れる第三者が今後現れる可能性が《大》だと思います。
…となると可能性があるのが源のおばあさん(死んでないといいですが…)かな、と思っています。

 

過去をしっかり語る人さえ出てくれば、
「柚木普は一人っ子で弟などいない」
「柚木普の弟はもっと幼い頃に亡くなっていて普が殺すことは不可能」
と証明する種となるのではないでしょうか。

 

 

今回の考察メモは柚木普・つかさの別人格説。

源家のおばあさんが柚木普の同級生説を考えてみました。

まだまだ情報が足りない感じですね。すでに最新巻が楽しみです。。。