【考察】ひぐらしのなく頃に業22話・郷壊し編5話までを見た段階での考察について

下記※最新話※のネタバレを含む妄想考察と、考察メモです。

 

 

 

 

 

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◆前提を改めて考える
ひぐらしのなく頃に業は反転世界と言われています。
祭具殿内のオヤシロ様の腕が反転し、壊れていない。
そして、街の風景も逆転しています。

 

パラレルワールドである可能性
反転世界と言う時点で違和感が多い今回のひぐらし業ですが、他にも様々な違和感が存在しています。

 

・【梨花と沙都子の自宅】日めくりカレンダーの記載日時の違和感
上部記載年数は1987年の昭和62年、下部は1983年(昭和58年)と記載

 

・【分校】中学沙都子時代部活、神経衰弱におけるトランプの違和感
→クローバーの6にクローバーの絵柄が一つ多い

 

等です。
カレンダーの日付のズレは沙都子のループが梨花の時同様にしっかりループできているかどうか怪しい(夢落ち、幻想の可能性の示唆)という可能性があります。
トランプに関しては、ひぐらしは部活シーンに伏線を詰め込むことが多いので何かの伏線かと思いました。


トランプのクローバーについて

トランプは時間や季節を表しているらしいです。


その中でのクローバーの役割として
季節:春 時間:夜 意味:知識 物:棍棒 職業:農民 星座:火の星座
を表しているらしいです。


火の星座とは、「牡羊座・獅子座・射手座」のこと、そして職業というものは一番地位が低い農民であることを示唆しています。
物を表すこん棒は農民の持つもの、という意味と英単語の「club」自体が「こん棒」という意味を持つからです。


他カードの職業
ハートは聖職者、スペードは騎士、ダイヤは商人

 

各マークの13までの数字は季節を13週にわけたもの。
そのため、クローバーの6であれば春の第6週目を表していることになります。
※1年は52週あり、クローバーは52枚あります。

 

他の方の考察を見ていて、『鏡の国のアリス』が関わっていると考えているものを見て感動しました。
たしかに、竜騎士先生ってアリスとか好きだな、とおもったので私もまた改めてアリスとの関係性を別記事で考えたいと思いました。

 

トランプの伏線って?
トランプカードには一枚一枚タロット的な意味合いがあります。
他の方の考察を読んでいて、トランプは沙都子から見て逆位置だったということを知りました。
なんでそんなことが一瞬でわかるんですか?天才なのか?千里眼なのか?…なんかいもみなおしてるんですよね。すごいです。(私はグロいシーン怖いので飛ばし飛ばし見てしまうくそ野郎です。)

 

クローバーの6
正位置:自分を諌める、謙虚さ
逆位置:一転してどん底に落ちる、高慢さ

 

正位置であれば初めての人と出会うと戸惑いつつも打ち解けられる、という意味です。
逆位置であればその逆で非難を受けうまくいかない、そしてその理由としては自分にある高慢さであるという意味らしいです。
ルチーアでの沙都子を占い的に表していた、という伏線でしょうか。


クローバーの7
正位置:思いがけない幸運、将来を見据える
逆位置:幸せを妬まれる、心身共に疲弊

 

正位置は王子様が現れるかも!とか、努力していたことが実を結ぶ、という素敵な意味合いがあります。これはアウロラとの出会いを表しているのでしょうか(沙都子にとって現状打破できる一種の幸運だった?)
逆位置では、もがけばもがくほど泥沼化するような他者によって幸せを失う、という意味合いがあるようです。保身を第一に考えようというものだそうです。


→→→これらトランプの意味を踏まえて考える
クローバーの6逆位置を引いた理由としては、ルチーアでうまくいかないことを暗示。
そしてクローバー7の柄である、と言う点では思いがけない幸運(アウロラとの出会い)があり、梨花との未来をよりよくするために尽力することを表しているのかな、と思いました。
…気になるのはクローバーの7逆位置ですが、これは作品の顛末を表しているようにも思えなくもありません。

 


オヤシロ様の腕が壊れていない
沙都子が過去、祭具殿に忍び込んだ際に壊してしまったオヤシロ様の腕が壊れていない。
沙都子はこの事件を起こしたことによって、梨花体罰を受けるところを目の当たりにし、自分のせいで人が傷つくという罪を経験しています。
…今回、それが無いのだとしたら沙都子にどんな変化があるでしょうか。

 

梨花への意識変化
梨花への罪悪感がこの頃産まれ、梨花に頭が少し上がらないような構図になっていたような気がします(想像)。
沙都子と梨花は対等ですが、梨花は自身を「悟史の代わり」と称するように、一種梨花が沙都子の保護者的立場だったのだろうと思います。
…今作ではその構図が崩れているのかも。

 

・沙都子に「世界が変わってしまった」意識が無い、罪のない世界
この日を境に沙都子は日に日に自分が不幸になっていくような事件に出会うため、オヤシロ様の像を破壊し梨花に罪を擦り付けた自分にオヤシロ様が祟りを起こしていると感じます。
その結果、沙都子の信心深さに関係せずオヤシロ様の祟りを恐れる発端となる大切なストーリーです。

 

上記に色々書きましたが、オヤシロ様の腕破損事件がなかったわけではないのかもしれません。

 

また、他の可能性として
オヤシロ様が完全体となって復活したことを表したい
というメタ的なものも十分あり得る可能性だと思います。
アウロラ(仮)の力は羽入を凌駕しており、破損していませんよ、と言う証明?でしょうか。…頭打ち割れてますし壊れてますけどね。

 


反転世界の理由
この世界は沙都子が現実ループしている本当の世界ではなく、
祭具殿に入り込み眠り込んでしまった沙都子の夢の中、パラレルワールドなのではないか。

…つまり、祭囃し後ルチーアに入学し、部活メンバーと出会った後沙都子はアウロラ(仮)と出会いました。そして今の世界であるゲーム盤に引きずり込まれますが、沙都子本体は死亡していないということです。……説明ができない。

 

本来のひぐらし世界
    〇

 

    ↓上位互換の力により沙都子の魂のみ
     アウロラ(仮)作成の別世界に移行された

 

沙都子がループしている箱庭的ひぐらし世界
    〇

 

本来の世界はそのまま現存。
沙都子や周りの登場人物の精神、魂だけがアウロラスペシャルパワ~によって箱庭化したパラレルワールドに移行させられた、という感じ、です。

世界そのものが反転をしている等の違和感、オヤシロ様の腕が欠損していないというのはパラレルワールドである証明であると考えていいと思います。

 


成り代わり説
反転、ということもあり沙都子が梨花に成り代わろうとしている?
巫女に選ばれた発言しかり、これは梨花の雛見沢における役目を奪おうとしているじゃないかと言う感じです。

旧作での梨花の行動を沙都子は騙し編でなぞっている?ように感じたのでまとめてみます。

 

鬼隠し(罪滅し)→鬼騙し
梨花:珍しいカケラである鬼隠しの流れが来ると諦めモードだった。罪滅しでは、レナに注射しようとするも断られる。

沙都子:(漫画版)レナに接触雛見沢症候群を治そうと尽力した?

    (共通)諦め?梨花と自宅で心中。

 

綿流し(目明し)→綿騙し
梨花:拷問されまいと"醤油を貰いに来た"体で園崎家にやってきて詩音に注射しようとするも失敗し、自殺。

沙都子:(漫画版)醤油瓶が確認できる。その後自分の頭を撃ちぬき自殺?

 

祟殺し(皆殺し)→祟騙し
梨花:自分は無力だと感じ傍観。皆殺しで仲間と信用することの大切さを知るものの惨敗。

沙都子:??? 圭一を信用していた?

 

書き出しといてすみません、わけわからなくなりました。
なんですか成り代わりって、古の夢小説ですか?最近はやりの転生もの小説ですか?

 


沙都子にとりついているおばさんについて
沙都子にとりついているとみられるアウロラ(仮)について

 

完全体っぽい雰囲気だしているけど完全ではない説
上記のひぐらしのなく頃に業に散らばる違和感
これは、アウロラ(仮)が全くの完全体ではなく、本当の世界ではなくアウロラの作成した偽りの箱庭であることが隠しきれていないのではないか、と思われます。

 

病原体説
羽入は雛見沢症候群の擬人化的存在、根本の親玉…という説がありました。
今作では沙都子の雛見沢症候群が完治に向かっていることもあり、
羽入が消える=雛見沢症候群が消える
という図式を見出した人は多くおられると思います、私もそうだと思っていました。

 

違和感として、沙都子は完治したものの悟史は完治していません。
末期までなったんだから悟史は助けられません。と作品内で説明されてしまえば終わりなのですがまだ説明されていません。

雛見沢症候群が消滅する兆しがあるのだとすれば悟史の完治シーンを導入するのが筋、といいますかわかりやすい演出だと思います。

また、他の村民の症候群状況についても全く触れられません。もしも雛見沢症候群が消滅の兆しにあるのであれば沙都子だけ完治~というのは弱いと思いました。

 

そのため考えられるのはアウロラ(仮)は、雛見沢症候群の変異種である可能性です。

 

どういうこと?って感じですが、沙都子の中で雛見沢症候群の病原体が変異し、沙都子に幻覚を見せているのではないか、という説です。

変異種であればこれまでの調べ方では雛見沢症候群であることがわからなかった、としても無理はないのかな…と思いますし、完治したと勘違いしたのかもしれません。


上記では沙都子の夢なのでは?と書いたのですが、それで終わったら正直少しつまらないです。この項で論じていることは、パラレルワールドにトリップしているような感覚になる幻覚(!?)を変異種症候群によって見ている可能性です。

 

鬼隠しの圭一にあった症状で『こうだったら嫌だな』ということが現実のように感じられる。という症状が変異種では顕著に表れ、何年にも渡って自分は梨花に苦しめられてきた、と勘違いしている可能性があるのではないか、と思います。

梨花の過去回想は未だ出てきていません。

本当にサロンで沙都子以外の友人とあそんでいたのか、沙都子を置いてけぼりにしていたのか。
いまだ沙都子の目線でしか書かれていないため実際のところが不明です。そのため、視聴者が確認できる種が少ない。というのも疑わしい部分かな、と思います。

 


もう一人、ループしている人間が存在する
これまでの惨劇を起こしたのは沙都子であるとはっきりしました。
しかし、裏で動いている存在がいるのではないか、と私は考えています。

 

可能性のある人物
・詩音
・レナ

 

この二人はひぐらしのなく頃に業において最後の所在がわからなくなりがち、だと私は感じています。


今作のルールには
梨花が先に死んでから沙都子が死なないと梨花をループさせられない。
と言うものがありました。


このルールが他のキャラクターにも適用されることがあるとしたら。

沙都子がループしていることを知っておりルールが適用されている人物がいるとして、沙都子よりも先に死んで一緒にループをしている可能性があります。


そして、それが全編共通で可能なのは《詩音》です。


猫騙しでレナは生き残っていたのでレナは薄いかな、と思っているのですが、基本的に詩音は所在が不明、または既に死亡していると考えられます。
…祟騙しまではレナを疑わしいと思えていたのですが、どうなのかなあ、うーん。


詩音と沙都子の関連性
不規則エントロピーのイラストで話題になった詩音ですが、今のところアニメで大きな活躍はありません。
話題になった概要としてはイラストの沙都子が詩音のリボンを握っている。と言う部分です。見つけたときはおしっこ漏らしそうでしたね。みなさん、ね。おしっこ。

 

詩音の業における行動遍歴
・鬼騙し→登場なし


・綿騙し
沙都子と関わりなし
祭具殿にてオヤシロ様の頭を破壊
井戸内で死亡(死亡時期不明)


・祟騙し
沙都子のことをはじめから大好きである
変に行動的、ぶち殺すなど過激な発言が目立つ
大石に一番初めに撃たれて死亡


猫騙
圭一発症→エンジェルモートにいたとしたら死亡している可能性?(シーンの確認まだしていないので未定)
茜発症→魅音と思われた人物が詩音の可能性?
その他→不明

 

等の行動歴を見るに、詩音は沙都子以前に死亡していることが多いのではないか?と思いました。

詩音にはこれまで明確な発症も見られませんし、沙都子同様、変異種の雛見沢症候群(アウロラ(仮)にとりつかれている)に罹っている可能性があるのではないか、とも感じています。

上記した、『沙都子よりも前に死亡することで共にループしている』のであれば所在が不明がちであり死亡しているときは基本的に沙都子よりも前に死んでいそうな詩音は疑わしいと思います。

 


沙都子が詩音のねーねー自称に違和感を持っていないのは自身が祭囃し編を経由しており、ループを始めた段階では基本祭囃しカケラ軸にループしていたため。
鬼騙しや綿騙しでは梨花を巻き込んでループを始めたため、歪み?(梨花がループしていた頃のようなカケラ世界に入り込む可能性)が出たのではないかと私は感じており、鬼騙し編、綿騙し編での詩音はねーねーモードではなかったのではないか、と考えています。

梨花のループから歪みが出たとして、詩音は祟騙しではねーねーを自称している。

他の話では登場すら怪しかったり沙都子との関りがほとんどないこともしばしばだったというのに…。正直すごく私は違和感を覚えてしまいます

 

綿騙しでは全く沙都子の話をしていなかったのに、祟騙しで急に沙都子のねーねーを自称していたことも気になります。

綿騙しでオヤシロ様の頭をかちわったのを期にアウロラ接触、悟史の所在を知り、沙都子の現状を理解、沙都子ともども北条兄妹を救済しようとしているのではないか、と私は考えています。

オヤシロ様の像を壊すのは世界が変わる合図になるのでは、と感じています。

 

所在不明のように見えて実は猫騙しからはずっと魅音と入れ替わっている可能性も捨てきれません。
沙都子があっけなく悟史と別れを告げたシーンは本当に印象的でしたが、沙都子にとって"今"必要なのは《家族》です

沙都子の今回起こしているループの根源は『家族である梨花を失う』恐怖から来ていると勝手に思っています。

梨花は過去の発言で「悟史の代わり」と自称しており、今後悟史か詩音が「梨花の代わり」の本当の家族として沙都子を包み込む展開が、あってくれ…。と願っています。
 

 

最期はどうなる?
梨花が沙都子よりも先に死ぬとループに巻き込まれることがわかりました。
なので、梨花がこのループから抜け出すには沙都子を自分よりも先に殺す必要があります。
…そしてこのループを止めるためには"神剣鬼狩柳桜”でループをしている本人(沙都子)を殺す必要があります。

 

始めは梨花ちゃんがループをしていると思っていたため、梨花ちゃんが自殺すれば抜け出せるね!
と思っていましたが、この世界では梨花ちゃんは巻き込まれループしてるだけだったので、多分自殺してもループからは抜け出せません。
なので、梨花ちゃんがこのゲームに勝つためには


沙都子を屈服させる

沙都子を神剣鬼狩柳桜で殺す


しかありません。えぐいです。

 

その後、沙都子を屈服させる方向に行く、行ってくれと願っているのですがそのためのキーとなるのが上記した《詩音》なのではないか、と思います。
上記しちゃったんですが(先に書くな)、詩音は沙都子に「家族は梨花だけではない」ということを教えるために尽力する(している)のではないかと思います

 


今回はざ~~~~~~~~~~~~~っとメモ的考察を書いたのですが、詩音も一緒にループしている説は個人的に好きなので、次の放送日までには一つ記事を書きたいな、と思っています。書けるとは言っていません。
ばいばい