【妄想】地縛少年花子くん・Twitterイベント①【まとめ】

下記、単行本14巻までのネタバレを含むまとめと考察メモです。

 

 

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これまで、あいだいろ先生のツイッターに投稿されたパロディイラストたち。
これらが作中でのキャラクターたちの今後に多少なりとも関わっているという説をチラ見しました
イベントのまとめと、今回は『オペラ座の怪人』になぞらえて妄想していきたいと思います。

 

オペラ座の怪人
HANAKO of the Opera

原作オペラ座の怪人ざっくりあらすじ
ネタバレ含みます
オペラ座にてコーラス歌手に励む少女が楽屋裏から聞こえる『天使の声』から音楽の指南を受ける。
音楽の師として少女は声を慕い、指南の甲斐あり舞台の主演をもらった。
オペラ座には怪人が住むというウワサがあり、皆恐れていたがその怪人が現れコーラス歌手である少女を攫い自らの住む地下へと連れていった。
『天使の声』の正体は怪人であったが、顔人の顔は落ち窪んたミイラのようで、少女はひどく怯えた。その姿を見て怪人は一旦少女を地上へ帰すが、次回の公演で少女が主演を務められないと知るや否や怪人は激高し、殺人も交え公演を邪魔した。
その後の公演で、怪人は主役と入れ替わりまたしても少女を攫った。
怪人は少女の愛する人の命を引き換えに、少女の愛を求めたが拒否される。
そして少女は怪人にキスを与え、孤独ではないことを教える。怪人は涙を流し、少女と少女の愛する人を開放し、オペラ座から姿を消した。


公式ツイッターで開演された『HANAKO of the Opera』の概要
ネタバレ含みます楽しみ終えてから読んでください

 

トップスター歌手に毒が盛られ、声が出なくなってしまった。
事件の犯人を捜してほしいと新米歌姫に頼まれる。
犯人はあみだくじによって決定される
容疑者である登場人物たち一日二人へアリバイを聞いて回る謎解きイベント。

 

 〇登場人物
《》内は原作の登場人物になぞらえた際の人名

新米歌姫《クリスティーヌ》
→八尋寧々

 

容疑者
声を取られた人気歌手《カルロッタ》
ミツバ

怪人《エリック》
花子くん

黒猫《もう一人の怪人》
つかさくん

支配人《モンチャミン?》
源輝

副支配人《リチャード?》

後援者(子爵)《?》
源光

バレリーナ《メグ・ジリー》

バレエ教師《マダム・ジリー》

テノール歌手《ピアンジ》
夏彦


それぞれのアリバイまとめ
・人気歌手
19:30~55の間控え室を留守にし、その間に毒入りのジュース(モモ味)を置かれていた。うっかりそれを飲んでしまい声を失う。

 

・支配人
副支配人と舞台袖にいた。公演直前のブザーを聞いた(19:50)。
ブザーが鳴った時、19:50に後援者がボックス席にいるのを見た。
19:30頃 ジュースを持つテノール歌手を見た。

 

・副支配人
ずっとバレリーナを見守っていた。
バレリーナは基本舞台袖にいたが、公演開始19分前(19:41?)に一度人気歌手の控え室へ入った。

 

バレリーナ
頭から出番だったので基本舞台袖にいた。
19:40頃ボックス席に後援者がいるのを見た。
人気歌手を呼ぶために控室に入ったがいなかったのですぐ出てきた。そのときジュースはなかった。(19:41?)
屋上へ行こうかと思ったがバレエ教師に止められ断念、舞台袖にいた。
ウワサ「人気歌手も夜な夜な誰かから歌のレッスンを受けているらしい」

 

テノール歌手
支配人と軽く話してすぐ控え室にジュースを差し入れた。
誰もいなかったのでカードと一緒にジュースを置いてきた。(19:30頃)
ボックス席にはバレエ教師がいた。片道10分かけて席へ向かうが席にはもう誰もいなかった。
戻る途中でブザーが鳴った(19:50)けど間に合った。

 

・バレエ教師
後援者の案内係をしていた。19:35にボックス席に着いて後援者と別れた。
人気歌手の控え室からバレリーナが出てくるのを見た(19:41?)。バレリーナは何も持っていなかった。
19:45に舞台袖に到着。その後バレリーナとずっと一緒だった。支配人副支配人もいた。
テノール歌手は55分に舞台袖に戻ってきた。
ウワサ「人気歌手はテノール歌手からのジュースは飲まない

 

・後援者
19:35から5分~10分くらいの間暇だったので辺りを散歩していた。
開園10分前(19:50)には席に戻っていた。
ウワサ「新米歌姫の昔の幼馴染が見つかっていない(海でスカーフを拾ってもらった)」
ウワサ「後援者は実はオペラが好きではない」

 

・怪人
控え室に嫌がらせにいきジュース(オレンジ味)を飲む
どこからどこへでも半分の時間で移動できる秘密の通路があり、怪人を除いた2名が通った

 

・猫からのヒント
共犯者はいない。犯人は一人だけ。
嘘をついているのも犯人一人。


犯人は?
後援者(子爵)

 

後援者を疑う余地があったのか
一人だけ時間が曖昧(嘘をついている?)
散歩中の発見者が存在しない。
40分~50分のアリバイが無い


通常の通路で移動すると席から舞台裏まで往復20分かかるはずだが、怪人の使う秘密の通路を利用(そのため目撃者がいなかった)したため時間は半減。
※バレエ教師も秘密通路を利用している(19:35に席を出発して19:40過ぎに控室から出てくるバレリーナを目撃している)。
19:35~40はバレエ教師が利用していたため、38~42分に後援者は通路を利用し控え室へ向かった?
※バレエ教師は子爵と別れたと発言しておりこれに嘘はない(猫からのヒントしかり)。

バレエ教師の後ろをついていくように秘密の通路を利用した?(そうしないと時間にズレが生じる…)
42~45分の間に控室で毒入りのモモジュースを置いて再び秘密の通路を利用して席へ戻った(移動時間45~50分)。

 

バレエ教師も疑わしいのでは?

35分~40分のアリバイが確かにないが、移動にしか利用不可。犯行ができない

40分からはバレリーナとともにいる。

 

テノール歌手の発言がカギ?
19:30~35舞台袖から席に移動→19:40~45には到着?19:45に席出発→19:55に舞台袖到着?
移動中にバレエ教師も後援者のことも見ていない→二人が通路を使ったという証拠?

めっちゃ時間ギリギリだけどこういうことですよね!?

 

ねこと怪人の発言はヒントに過ぎない

怪人が犯人であるというミスリードがあったが、怪人は嘘をついていない。

そのため犯人であるはずがない。

 


『地縛少年花子くん』となぞらえてみる
まじ野暮行為かなともいつつも、なぞらえることで発見があるかもしれないのでなぞってみます。

 

寧々→クリスティー
花子→エリック(怪人)
という図は、一方的に恋をしている怪人、怪人を一度は拒否しつつも理解したいと歩み寄るクリスティーヌが作中の二人と重なる気がします。

 

原作ではクリスティーヌは歌を教えてくれる怪人に少しずつ心を許し惹かれている。
しかし、クリスティーヌの目の前で怪人は殺人などの非人道的な行為を行い、道を踏み外していく。
自分の顔が醜いことで自分は孤独なのだと怪人は思っているが、クリスティーヌは「醜さは心に」と歌う。


☆花子くんに変換
自分を助けてくれる花子くんに寧々は少しずつ惹かれている。
花子くんは寧々の目の前で非人道的(過激)な行動をすることが増えてきた。
自分が《怪異》であることに花子くんは一種絶望を感じていて(本当な寧々と一緒に生きたい)、孤独を感じている。

 

オペラ座の怪人で授受が繰り返され行き交う《婚約指輪》は、花子くんにおける《人魚のうろこ》だと思う。

 

今イベントではクリスティーヌの幼馴染であるラウルは誰にもなぞらえられていないと思われる。


※光の発言で「海でスカーフを拾ってくれた幼馴染がみつかっていない」とのことで、光は寧々の幼馴染ではない。
なので、仮説的にラウルを《普くん》にしてみると、案外話はすっぽり収まる気がする。(私の心も収まる)

 


<-----妄----->

原作では最終的に【クリスティーヌは怪人と別れを告げ幼馴染であるラウルとともに怪人の元を去る】のです。
今回のイベントでは怪人が二人出てきましたよね。花子くんとつかさくんです。
なので、作品になぞらえるのだとすれば、最終的には怪異としての《花子くん》が、凶悪な怪異である怪人《つかさ》と決別し、怪異としてではなく《普》として去っていく。
と言う感じなのかな…。何言ってるかわかりませんよね。

 

horitime.hatenablog.com

前回こちらの記事で書いた、花子くん二重人格説を利用するとわかりやすいのですが。
花子くんと言う怪異は自分の中に生まれた凶悪な怪異《つかさ》から剥離した人格である。と仮定します。


なので、もともと普くんとつかさくんは一人の人間であり普くんの人格剥離によりつかさくんが誕生したという前提をつくります。


ここでいうつかさくんは普くんの《醜い心》です。子どものような我儘と凶行を繰り返す人道に外れた本物の怪物です。
作中の普くんのつかさくんへの対応を見るに普くんはつかさくんに甘く、退治(消滅させる)する気はないように見えます。
自分の中の狂気を、放っておいている状態だと考えて言いと思います。

 

原作の「顔が醜く孤独なためクリスティーヌと共にいれない」と言う怪人の絶望は、花子くんの絶望である「怪異であるため寧々と共にいれない」ことだと思います。

 

結果、怪人は無理やりにでもクリスティーヌを自分の傍に置こうと画策するのですが、
どれも失敗、果てにはクリスティーヌに心が醜いと言われる始末…。(人殺してますからね。)「顔じゃなくて非人道的な心が醜いのよ。」ということ…?
クリスティーヌは確かに怪人の顔は怖かったけど、それ以上に音楽を教えてくれていた怪人に惹かれていて大切に思っていました。
怪人の気にしていた顔面にクリスティーヌはキスをして、孤独じゃないことを教え、その場を去ります。

 

これを、花子くんになぞらえると、(なぞらえるの好きやなー!と思ってください。その通りです。私は…私は…)花子くんは無理やりにでも寧々を自分の傍に置こうと寧々を怪異にしようとするのでは?(殺そうとする?)と考えました。


寧々にはそれを拒絶されるだろうし、罵倒されるだろうと思います。
その結果、花子くんとしてではなく普くんとして《自分の中の狂気であるつかさくんを置いて》寧々ちゃんと
ℋ𝒶𝓅𝓅𝓎 ℯ𝓃𝒹…
なのではないですか。違いますか。花寧々ℋ𝒶𝓅𝓅𝓎 ℯ𝓃𝒹…ですよね。

考えを放棄したわけではないです。私は花子くんと寧々ちゃんの幸せを願っているだけです。

 

幽霊なのにどうすんねんって感じですが、これは今後書いてみたいと思ってる考察なのですが。
☆普くん生霊説☆
を考えています。なぜならハッピーエンドに向かうために我々考察班はない脳みそをフル不回転させるのです(私以外の考察班の方は全員聡明です)。
またこれに関しては書きますので、書けましたらここに記事URL追加します。

 

 

 

 

【下記はこの記事を書くためのメモです。】

★ざっくりじゃない思い出し用の《オペラ座の怪人》あらすじ(完全ネタバレ)★
新作オペラ「ハンニバル」のリハーサル中に事故が起こった。
事故に激怒した我儘なプリマドンナ《カルロッタ》は降板。
その代役として若く美しいコーラス歌手である《クリスティーヌ》がカルロッタの務めるはずだった主役に抜擢され、オペラが開幕、大成功を収める。
オペラ座パトロンである《ラウル》は、幼馴染であったクリスティーヌの活躍を喜び、舞台出再会したことを期に彼女への愛を思い出したかのように恋をする。
この頃、予期せぬ事故が多発しており、オペラ座には怪人が住み着いているとウワサがたっていた。同時に手紙や行動で存在までもを怪人は匂わせていた。
怪人は鏡から颯爽と現れクリスティーヌをさらう。自身が住むオペラ座の地下へとクリスティーヌを連れていき、自身は《エリック》だと名乗った。
エリックは仮面をかぶっており、クリスティーヌは亡き父の姿を重ね、どうしてもエリックの顔が見たくなる。
エリックの仮面をはぎ取ると、仮面の下の顔には鼻も唇もなく目は落ち窪みミイラのようであった。
その顔故にエリックはこれまで人の優しさに触れたこともなく、美にあこがれて生きてきた。そして、クリスティーヌにもあこがれを抱いていた。
クリスティーヌが泣いて怯えるものだから、エリックは自分を裏切らないことを条件に地下室からクリスティーヌを開放する。

その後、新作「イル・ムート」の主演にカルロッタが選ばれ、クリスティーヌはセリフのない役となる。
配役に怒った怪人は、公演中のカルロッタに毒を盛りだみ声に、混乱した舞台に絞め殺した道具係を放ち公演は惨劇と化した。

クリスティーヌは幼馴染であるラウルと将来と、怪人への復讐を誓う。
その後オペラ座で仮面舞踏会が開かれた。そこに怪人は忍び込み、クリスティーヌに近付くも、クリスティーヌの持つ婚約指輪に激怒する。
怪人はそのまま地下へと逃走。ラウルが後を追うもバレリーナの《メグ》の母親である《マダム・ジリー》に止められ、怪人の秘密を聞かされる。

エリックは過去見世物小屋の檻に幽閉された少年であった。
顔の崩れた少年は「悪魔の子」として見世物にされ、笑いものにされていた。マダム・ジリーは彼を憐れんだ。
その場で少年は見世物小屋の団員をロープで絞殺し、檻から這い出た。
辺りが騒然とする中、マダム・ジリーは彼の手を引き共に脱走したのだ。
その後、怪人として少年はオペラ座の地下に住み着くこととなる。

家族の墓地で悲しみを語るクリスティーヌは、父の魂だと話す怪人と出くわす。
はじめは引き寄せられそうになったクリスティーヌだったが、間一髪のところでラウルが到着し怪人に勝利する。
ラウルは怪人を殺そうとするが、クリスティーヌが庇い怪人は見逃された。

怪人の作曲した「ドン・ファン」が開幕するも、これは怪人をはめる罠であった。
警官を固め万全にラウルたちは待ったが、怪人はうまく潜り込み主役のテノール歌手《ピアンジ》を襲い、自分が主役になり替わる。
クリスティーヌが主役の仮面を外し、怪人の存在を認知するも劇場のシャンデリアが客席に落下。
混乱と炎の中怪人はクリスティーヌを地下へと誘拐する。

クリスティーヌは怪人の心に理解を示そうとする。
しかし、丁度のところでラウルが追い付くが、怪人に捕らえられる。
怪人はラウルの命を助けるには自分に愛を誓えと迫ると、クリスティーヌは激高。
音楽の師であり憐みの対象だった怪人へ激怒する。
クリスティーヌは怪人の顔にキスをし、「孤独ではない」ことを伝える。
すると怪人はむせび泣き、二人を地上へ返すことにする。

クリスティーヌは最後に怪人に婚約指輪を返す。
怪人はオルゴールと仮面を残し地下から去った。